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2017-01-01 00:02

■いちゃいちゃ月兄弟

■月兄弟ごろごろいちゃいちゃ。

真っ昼間から寝床に居る。
酷く遅い「おはよう」から、そのままで二人寝転んでいる。
二人で裸だ。今は真っ昼間だ。ああ。セシルは物凄く恥ずかしいような照れ臭いようなとても悪い事をしているような気分になる、しかし彼の兄にはそういった思いなど無いらしい。そういうセシルには気付いて、ただ一言、

「昼も夜も無い、いつだろうと……私には、お前は眩い」

――と。それを言われてセシルは余計に気恥ずかしくなり、二人潜んだ寝具の中で掛け布を引き上げて頭にまで被った。
笑った声。捲られて、二人で布を被っていちゃいちゃと。けれど直ぐに蹴ってしまって布を除けた、裸のそういう剥き身で、二人は縺れる。
見せ付けるように、昼間の光が二人を照らした。赤らむ膚を伝う汗を見る。濡れた瞳を見る。

彼は彼に欲情しているのだ。
彼が彼に欲情しているのだ。

彼らはそれらを目の当たりにして、ああ、胸が酷く甘く高鳴る。息を乱して、肌身に触れた。
ああ。セシルは兄を想って、してあげたいと思う通りを言葉にして言えば、そんな事はしなくてもいいと叱られた。いや、まぁ、嬉しいが。低い声の、そういう続き。
そんな事を言い合って、そんなうちに、結局無茶も色々した。
熱い、濡れた身体と、キス。




しあわせでしあわせでだから夢見心地で、




鉤爪付きのあの手袋は、寝台の脚の辺りに落ちている。だから今は剥き出しの、ゴルベーザの大きな手。
ああ武具など無くとも、セシルの首くらいならば素手のままで容易く手折れる事だろう雄々しい手。セシルは兄の手に手を重ね、ああ、この手にならば――などと考えていた。

「兄さん」

蕩けた身体を揺り起こして、セシルはゴルベーザに寄り掛かった。そうして、やおらに話を始める。掠れて外れた声の調子を、どうにか合わせて。
――僕は羊で、兄さんは狼。僕は、兄さんに食べられたいんだ。

「……何を言うのだ」

兄さんになら、僕は食べられてしまっても構わない。セシルは言う。
何を言うのだ。またゴルベーザが言う。

「寝惚けているのか」
「寝言じゃないよ」
「……羊が狼を殺すという、そういう事もあるかも知れんぞ」

話を逸らす為だとか、それで言い含める意味でか。セシルの言葉を裏返しにして、ゴルベーザは異論を立てた。

「そう、かな……?」
「そうだ」

言い切って、そしてややあってから――多分、もしかしたら。とゴルベーザは続けた。
彼にしては酷く珍しい、どこか間の抜けたその言い方に、セシルは笑ってしまった。そうしてすっかり緩んだ頬を、ゴルベーザの広い掌が撫でさする。

「……では、私のこれも寝言か、寝言では無いか、そのどちらかだ」

触れては降りた手が肩を抱き、セシルをぐいと引き寄せた。抱え込んだセシルのその耳朶へ息を吹き入れるようにして、セシル、ゴルベーザは囁く。厚い胸に抱き込まれて、セシルは震えた。

「お前に食い殺されるのなら、本望だ。だが、互いで食い尽くして失くしてしまうのは寂しい……大事にして口を付けて、ああ、ただそう口付けていて、抱き締めていたいな」

――あいしている、とそう添えて。
セシルは忽ち真っ赤に焼けた顔で仰いで……程無く聴こえた兄の寝息に、ああ、うう、唸って、でも笑顔で。うん。逞しいその腕に、凭れた。




ぽかぽか暖気にあてられて、結局また、いちゃいちゃと。




<終>
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